石井復活星!リオ五輪については触れず

 「INOKI BOM-BA-YE 2012」(31日、両国国技館)

 1年ぶりの実戦となった格闘家・石井慧(26)は、元UFC世界王者のティム・シルビア(36)=米国=に判定勝ちした。石井の勝利は10年大みそかのジェロム・レ・バンナ戦以来。

 勝利のマイクアピールを取りやめた石井が、花道を走って引き揚げた。酸欠状態に陥り、バックステージで一時ダウン。“リベンジ”は果たしたが、簡単ではなかった。

 203センチ、140・4キロの元UFC王者相手に1回は、グラウンドからのひじ攻撃でシルビアは右目尻から出血。ドクターチェックで試合が止まったが、決めきれなかった。2回以降は34・3キロの体重差が効いた。

 落ち着きを取り戻した石井は「(シルビアは)重くて、経験が必要。マイクをやめたのは戻しそうになって。技術うんぬんより気持ちで勝った」と安どの表情を浮かべた。

 UFC出場を目標とする北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストは、11年に続いて4月の柔道全米体重別選手権にエントリーを済ませたという。だが、「柔道は国際大会に出るわけじゃないし、練習もするわけじゃない」。すでに米国の永住権を取得し、市民権の取得を目指すというが、柔道米国代表としての16年リオ五輪出場については触れなかった。

 また、現在の体重106キロから120キロへの増量を宣言。「足りないところが多い。体力も弱い」。13年は新たなスタートを切る。

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