川尻強い!UFC帰りの小見川を圧倒

 「DREAM&GLORY」(31日、さいたまSA)

 川尻達也(T-BLOOD)が小見川道大(吉田道場)を圧倒した。打撃からのタックルで上になると、相手を押し固めて、終始何もさせなかった。2回と3回には得意の肩固めで一本勝ち寸前まで追い込み、文句なしの判定勝ち。世界最高の格闘技イベント米国のUFCから復帰した相手に、無類の力強さを見せつけた。

 川尻は「勝っただけの試合。1本取れなかった。持っていない男です」と自虐的に反省の弁。それでも「相手と差はあったと思う。誰が日本人で一番か分かったと思う」と、同級転向後5連勝となり、第一人者として胸を張った。

 ちょうど1年ぶりの試合。運営側の経営難により、主戦場のDREAMが休止状態にあったためだ。「もう格闘技は続けられないんじゃないか」と、引退も考えた末の復帰戦だった。「ファンの皆の前に出られたのはうれしい」と笑顔をみせた。

 DREAMは今大会から運営母体が変わり、来年の興行続行は予定されている。それでも具体的な日程は発表されていないだけに「なんとかDREAMが続いてほしい。皆で一緒に盛り上げたい」と、日本の格闘技界復興に向け、責任感をにじませた。

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