一翔、日本人最速2階級制覇を宣言

 「WBA世界Lフライ級王座決定戦」(31日、ボディメーカーコロシアム)

 ダブル世界戦の前日計量が30日、大阪市内のヤマダ電機難波店で行われた。日本人最速となる11戦目での2階級制覇に向けて万全に仕上げた井岡一翔は、リミット(48・97キロ)を一発でクリア。中学校3年のときに知り合い、ともに汗を流してきた宮崎亮と、同時世界王者を狙う。

 歴史が塗りかわる瞬間が迫ってきた。日本人最速となる11戦目での2階級挑戦。「必ずその記録が生まれると思うので、みなさんの期待に応えられるように頑張りたい」。公開計量に集まった500人のファンの前で、堂々と記録更新を宣言した。

 ライトフライ級はアマチュア時代の主戦場。減量の苦痛も緩和され、練習中に仲間と談笑する姿も増えた。「階級が上がったことで質のいい練習もできているし、コンディションを整えやすかった」。完璧に仕上げたという自信が、言葉にも表れていた。

 初めての世界戦に臨む宮崎とは中学3年のころから切磋琢磨(せっさたくま)してきた。親友と同時にベルトを巻くことも悲願の一つ。「何があっても勝ってほしい。でも、メーンは僕なので、メーン食いされないように試合内容はボチボチでええよって感じです」。冗談を交えつつエールを送った。

 すでに勝ち方は思い描いてある。「できたらKOで決着をつけたい」。今後3階級、4階級と夢が広がる23歳。通過点を確実に突破する。

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