大阪プロレス“聖地”が5年の歴史に幕

 大阪の常設プロレス会場、大阪市中央区の「ミナミムーブオンアリーナ(通称・Mアリ)」が20日、同所を本拠地とする大阪プロレスの興行を最後に、プロレス会場としての歴史にピリオドを打った。11月の大阪プロ本拠地移転に伴うもの。約5年間親しまれてきた“聖地”の閉鎖を惜しむファンで客席は超満員となった。

 Mアリは07年9月、当初の大阪プロの本拠地「デルフィンアリーナ」が入っていたフェスティバルゲート(大阪市浪速区=現在は消滅)から移転する形で「デルフィンアリーナ道頓堀」としてオープン。その後、団体創始者であるスペル・デルフィン(現・和泉市議会議員)の退団もあり、09年5月に現在の名称となった。

 大阪プロがほぼ毎日興行を行っていたMアリは旅行誌にも紹介され、観光名所としての一面もあった。週末には他団体にもレンタル。リング常設、交通アクセス良好、席数272という手ごろな広さ、さらに2階席からリングを真上から見下ろせる吹き抜け構造が好評で、インディーから女子まで様々な団体が利用した。日本で最も多く試合が行われる、大阪の“プロレスの聖地”ともいえる場所だった。

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