飯伏が2冠王で武道館MAX
「新日本」(29日、後楽園ホール)
DDTの“ゴールデンスター”飯伏幸太(30)が、IWGPジュニアヘビー級王者ロウ・キーを撃破して新日本マットでも復活戴冠をやってのけた。王者には左肩を狙われ、顔面も踏みつけられた。厳しい攻めにも耐えてキックと空中戦で盛り返すと、最後は不死鳥スプラッシュで圧殺した。新日本ファンからも祝福を受け「自分がこのベルトを輝かせます」と感謝。リング上から四方の観客にベルトをかざして喜びを分かち合った。
昨年9月に左肩脱きゅうで戦列離脱し、同王座も返上した。今年5月に復帰すると、6月にはKO‐D王座を奪取して完全復活を証明。この日はDDTが初進出する8・18日本武道館大会でKO‐D王座をかけて戦うケニー・オメガもセコンドに就いてサポート。「ベルトを取り戻せて本当にうれしい。ケニーがいたから本当に心強かった」と、愛着のベルトを抱き締めた。
