猪木が五輪キューバ柔道代表と合体
アントニオ猪木・IGF会長(69)がキューバ大使館と同国スポーツ省の要請で柔道五輪代表チーム最終合宿の場所を茨城県の流通経済大に確保。6日、都内で北京五輪3位、09年世界2位のO・R・B・ビダル(27)、07、10年世界3位のO・D・テリー(30)、11年世界3位のA・G・モンテロ(22)らと会見した。
ラウル・カストロ議長が署名した親善勲章を贈られた猪木は「日本の選手に金メダルを取らせたいが、そこは勝負の世界。最高の栄誉を得ていただきたい」と激励。敵に塩を送る形となったが「こうやって日本を理解してもらって、友人や仲間が増えていけばいい。結果は結果でしょうがない」と、ライフワークである“スポーツ交流を通じての世界平和”の一環であることを強調した。
また、ソ連、中国と共産国家の選手をプロ化してきたとあって「腹案として、皆さんにはまたいずれ世界の舞台に立つ仕事があると信じている」と、将来的なIGF参戦を勧めていた。
合宿は6日から11日まで。猪木も指導に訪れる予定だという。