阪神・能登嵩都投手(25)には「硬派」という言葉が似合う。失礼ながら、外見は少しいかついし、笑顔もあまり見せない。ただ、いつもしっかりあいさつをしてくれるし、取材にも自分の言葉で丁寧に応じてくれる。
秋口、そんな男がルーキーイヤーを振り返ってこうこぼしたのだ。「うまくいかなかったというか…去年想像していた自分はもっとできると思って入ってきたんで…」。今季のファーム成績は1勝6敗、防御率3.92。一度、1軍出場選手登録をされたが、登板機会がないまま抹消され“1軍デビュー”は果たせなかった。
即戦力として期待され…
オイシックスに在籍していた昨季、当時のイースタン・リーグの勝利数、防御率、勝率、奪三振の1位を総ナメ。ファームではあるが、投手4冠に輝いた。そして、2025年度ドラフト5位で阪神入団。当時24歳。遅咲きのルーキーは即戦力として期待され、自身もその覚悟でタテジマに袖を通した。愛読書である漫画「バガボンド」から拝借した座右の銘「天下無双」。その言葉通りのプロ野球人生にすると誓い、信じ切っていたが…。










