真の日本一を目指してー。全日本大学選手権大会で4度の優勝を果たしている関西学院大ラクロス部女子。昨年度は日体大をサドンデスの末に破り、7年ぶりに悲願の学生日本一に輝いた。連覇を目指す今シーズンのチームをけん引するのが、主将のMF大井里桜(4年)だ。フィールドに立てない主将として苦悩した半年間。仲間を信頼し、再び前を向く主将の姿を追った。【著者=中島萄子】
昨季決勝、7点差からの大逆転
中学、高校とソフトボール部に所属し、スポーツとともに歩んできた。
大学では、普通のゆっくりとした学生生活を歩もうと考えていた。
しかし、高校生活が終わりに近づき、引退を迎えたころ。
「やっぱりスポーツやりたいなと思うようになって」
そんな時、SNSで目に留まったのが、関学ラクロス部女子だった。
「日本一」という言葉を掲げるチームの姿に惹かれ、練習へ足を運ぶ。
そこで感じた楽しさが、入部の決め手となった。
さらにスポーツセンスは抜群だった。
1年時に行われた新人戦サマーステージでは、得点王、ベスト7を受賞しチームの優勝に大きく貢献。
その力はチームからも認められ、2年時から公式戦に出場し得点を重ねる。
さらに3年時には、全日本大学選手権・決勝戦で最大7点差にまで広がったところからチームの逆襲が始まる。
彼女の得点で同点に追いつき、延長戦の末、MF堀之内(26年卒)の逆転弾により、悲願の学生日本一へたどり着いた。
2年時の決勝では敗れ、3年時には勝利をつかんだ。
正反対の結末となった2試合は、今でも彼女にとって忘れられない試合になった。




