チアリーディングの「ジャパンカップ日本選手権」が8月27~30日、国立代々木第一体育館で行われ、自由演技競技ディビジョン1高校部門で準決勝から出場した神村学園SPARKLING ANGELSが初の決勝進出を果たし、決勝得点200.0点、総合得点304点(準決勝の50%を加算)で9位に輝いた。歴史を刻んだ精神と技術の成長を、元チアリーダーの記者が描く。【監修・日本チアリーディング協会】

【プロローグ】神村学園の「史上最高の夏」〜見守る顧問と強くしたいと願う指導者を、決勝を知る元チアリーダーが描く>>

直前まで甲子園で野球部応援
経験者たった2人で輝く9位

決勝で見る景色は全く違って見えた。

6月の九州選手権で総合2位に入ったことから、今大会は準決勝からの登場。

今年のジャパンカップで2度目の演技を披露した。

初めて聞く大歓声に鳥肌が止まらない。

それでも緊張より楽しさが勝った。

パートナースタンツを1基取りこぼしたが、丁寧に最後までやりきった。

「頑張れー!」

声援に応えるようにまぶしい笑みがはじけた。

今年は野球部が春のセンバツと夏の甲子園に出場し、応援活動も盛んだった。

そんな中で初めてつかんだ決勝への切符にチームキャプテンは喜びをかみしめた。

「昨年は準決勝で終わりました。これまでパートナー(スタンツ)にこだわってやってきて、みんなで楽しむ演技をすることができました」

チア経験者はたった2人しかいない。

チーム全体の精神と技術の成長が神村学園チアリーディング部の新たな歴史を刻んだ。

この記事を書いた記者はこんな人
大学4年で初の決勝マットに立つ

◆和泉玲香(いずみ・れいか)◆
1997年(平9)兵庫県生まれ。関大一高の1年から部活動でチアリーディングを始める。ポジションはスポット。高校では全国高等学校ダンスドリル選手権大会、チアダンス大会に出場。関西大では4年でAチームに入り、ジャパンカップに出場。自由演技競技ディビジョン1で準決勝を突破し、決勝進出を果たしている(12チーム中11位)。