阪神が球団史上初のリーグ連覇に向け、シーズンのラストスパートに入った。同率で迎えた8月11日からの巨人3連戦では、宿敵を相手に3連勝で一気に3ゲーム差。後に振り返った時に、ターニングポイントになり得る戦いだ。2月、キャンプ中に石井が左アキレス腱の断裂で離脱すると、4月26日の広島戦で近本が左手首を骨折した。戦力が整わない中で藤川球児監督が見せたマネジメント力とは。首位を走る要因を紐解く。

死球を受ける前川
死球を受ける前川

 前半戦は巨人、ヤクルトと三つ巴の大混戦。左腕エースの高橋がここまで11勝と、記録的な活躍でチームを支えてきた。そんな中で迎えた7月17日の広島戦(マツダ)だった。七回、前川が島内から背中付近に死球を受けた。起き上がることができず交代後、試合中に広島市内の病院に直行。右肩甲骨骨折の重傷だった。