五輪で2大会連続銀メダルを手にした平野美宇が、新たな戦いの舞台に選んだのは「九州」だった。結果に苦しんだパリ五輪後、環境を変え、再び前を向く。勝つためだけじゃない。卓球で九州を熱くし、見ている人に勇気を届ける。26歳のエースが、チームとともに新たな歴史を刻み始めた。強さも、覚悟も、すべてをこの地に。九州から、平野の逆襲が始まる。

卓球のノジマTリーグの開幕戦を前に、川面創社長(左)と写真に納まる九州の平野美宇=7月31日、福岡市
卓球のノジマTリーグの開幕戦を前に、川面創社長(左)と写真に納まる九州の平野美宇=7月31日、福岡市

平野 美宇(ひらの・みう)2000年4月14日生まれ。静岡県沼津市出身。両親の影響で3歳から卓球を始めた。14年ドイツ・オープン女子ダブルスで、伊藤美誠との「みうみま」ペアでワールドツアー史上最年少優勝。17年は全日本選手権で16歳9カ月の史上最年少制覇を達成すると、4月のアジア選手権では中国選手を3人撃破して優勝し、5月の世界選手権シングルスで日本勢48年ぶりの銅メダルを獲得した。21年東京五輪で団体戦に出場し銀メダル。24年パリ五輪でも団体戦に出場し、銀メダル、シングルスでは準々決勝まで進出。158センチ。

パリ五輪後から悩む