チアリーディングの原点を知っていますか? 「応援」をするためにチアリーダーが生まれ、そこから競技チアへとつながっているのです。ディビジョン1高校部門で7連覇が懸かるジャパンカップ日本選手権(8月27~30日、国立代々木第一体育館)を3週間後に控えた大事な時期に、箕面自由学園チアリーダー部は甲子園のアルプス席にいました。そう、チアの原点を思い出すために。

「チア☆ダン」が教えてくれる大切な人を応援する気持ち

彼女たちは、そこにいた。

真夏の甲子園のアルプス席。

蛍光色のピンクのTシャツが、まばゆいばかりに輝いていた。

なぜ、そこにいるのだろう。

大会7連覇が懸かるジャパンカップは3週間後に迫っている。

演技を完成させる大事な時期のはずなのに。

全部員がポンポンを持って、大声で叫んでいた。

「頑張れー!」

すぐ隣には、春夏通じて甲子園初勝利を目指す札幌日大の応援団がいる。

深い絆でつながった「友情応援」

そうだ。

映画「チア☆ダン」には、こんな名セリフがあった。

「誰か大切な人を応援する気持ちで踊ったらうまく作れるんじゃないかな。笑顔」

うまく笑顔ができない仲間に対し、主演の広瀬すずがかけた言葉だ。

チアの原点は「誰かのために」ー

そこから採点制の競技が生まれた。

仲間の背中を押すこと。

そして、どんな時も笑顔でいること。いい時も、例え苦しい時が訪れたとしても。

チアの原点を思い出した彼女たちは、再び日本一へと続く道を、歩みだす。

それは、自分たちだけのためではなかった。

仲間のために。

支えてくれる人たちのために。

今年も必ず、日本一になるんだ!

それは、甲子園が教えてくれたこと。

さあ、いよいよ始まる。

ジャパンカップの舞台が。

彼女たちに、迷いはなくなった。

会員限定ページにはジャパンカップに向けた
3選手の決意のコメントを掲載しています!

6月の関西選手権、総合優勝した箕面自由学園の演技。8月末のジャパンカップではディビジョン1高校の部で7連覇を目指している
6月の関西選手権、総合優勝した箕面自由学園の演技。8月末のジャパンカップではディビジョン1高校の部で7連覇を目指している

◆和泉玲香(いずみ・れいか)◆ 1997年(平9)兵庫県生まれ。関大一高の1年から部活動でチアリーディングを始める。ポジションはスポット。高校では全国高等学校ダンスドリル選手権大会、チアダンス大会に出場。関西大では4年でAチームに入り、ジャパンカップに出場。自由演技競技ディビジョン1で準決勝を突破し、決勝進出を果たしている(12チーム中11位)。