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「孫ハラ」に思う~日本を覆う「ハラスメント地獄」もっと寛容になろうよ

 子どもや孫がいない人に、孫かわいさをアピールするのを「孫ハラスメント」と言うそうですね。先日もある女優さんが辛い思いをした経験をブログにつづられていました。よく読めば本人同士は話をして解決していたようなのに、ネットでこんなに大騒ぎになるとは思ってもいなかったんじゃないでしょうか。

 私も、不妊治療をしていた当時は、正直赤ちゃんを見るのが辛いこともありました。ただ、それを察した友人の1人は、「家族の写真を見せられるのは嫌だろうなと思って」とか色んな配慮をする人でなんと4種類もの年賀状を作り分けてくれていて…。今は全然平気で、むしろ「ガンガン見せてよ!」と言ってますが、人生、いろんなことがある中で一時期、耐えられないときがあるかもしれないですよね。

 他にも例えば独身の人は結婚はがきを受け取るのが嫌かもしれない。でも、昔は言えなかったことが今は「ハラスメント」とされ配慮を求められます。ただ、それが広がり過ぎてあれもこれも「ハラスメント」になると、なんか息苦しい。

 私も番組でとちった新人ADに「はい、坊主にしてくること!」と笑いのネタにするんですが、その新人さんが本当に丸坊主にしてきたら今の時代これはもうハッキリしたパワハラです。女の子ばかりのご家庭に「男の子は?」と聞くのも、逆に男の子ばかりの人に「女の子は?」と聞くのもそう。二の腕の太さを気にしている人の前でノースリーブを着ると「二の腕ハラスメント」(?!)-とキリがありません。

 あまり言いすぎると、お笑いだって成り立ちません。明石家さんまさんがいつもおっしゃるのは、「お笑いは“緊張と緩和”」。多少の落差が必要なんです。「アホの坂田」こと坂田利夫師匠なんて大っぴらに「アホ」と呼ばれる日本で唯一の人ですが、あれを「アホハラスメント」と言われたら師匠の笑いは成立しなくなってしまいます…。ハゲネタ、眼鏡ネタ、どれもそう。師匠だって街中で知らない人に「アホ!!」と呼ばれるのは嫌だそうです。私も事実無根の書き込みをされて本当に困っていますが、芸能人はみなし公人とかで我慢するしかないのかなあ。

 嫌だと感じてもしばらくは我慢して、それでもどうしても耐えられないなら、相手に直接言えばいいのでは。今はそれをSNSで発信し、そして炎上してしまう。でもそれって伝え方が間違ってるんじゃないでしょうか。メディアも炎上を怖がって主義主張をせず、人々もハラスメントに配慮し過ぎて、ものすごく「善い人」を演じざるを得なくなってる様に感じます。もう少し個人個人が「寛容」とか「許容する気持ち」を持っても良いと思うのですが。

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