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「リンゴ」は夜のスナックみたいな「サクラコ」かもしれなかった

ハイヒール・リンゴ
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 コンビ名や芸名を決めるのは、なかなか難しい。狙って付けた名前が、ストレート過ぎて外れてしまうこともある。また一瞬奇抜なような「ロンドンブーツ1号2号」は、先輩コンビの「ハイヒール」のネタが由来であることを、先日テレビで明かしている。そのハイヒールのリンゴ・モモコという芸名決定にも紆余曲折があったことを、当事者のリンゴが振り返った。

  ◇  ◇

 「青森りんごでべっぴん倍増計画」という青森りんごをPRするイベントがあり、私も「ミセスりんご」として参加しました。これまで名前で得するというのは1度もなかった。だから今回「リンゴ」の名前にちなんでの仕事というのは、かなりうれしい。「やっと来たか!」って。

 でも芸名って難しいんですよね。若いころ、吉本新喜劇に出演させていただいてたことがあるんですが、私の名前はリンゴではなく「リンコ」に変えられたんです。リンゴという名前が変にお客様に引っかかって、ストーリーが進まなくなってしまうという理由からです。だから名前にインパクトがありすぎて、お芝居で芸名を変えていたのは私だけじゃない。あの池乃めだか兄さんも、めだかではなく「一郎」という名前で出演されていた時期があるんです。

 ハイヒールはもともとモモコが先に芸名を付け、だったら私は「サクラコ」にしようとしたんです。でも会社から「夜のスナックみたいだ」と言われてしまった。それで当時、私が大好きだった漫画家の太刀掛秀子さんの作品に「りんごシリーズ」というのもあったので、だったら花(サクラ)じゃなくて果物でそろえようと「リンゴ」に決めたんです。

 だけど芸名で得するというのは難しいんですよ。私と同年代に「ペコちゃん」という芸人がいたんです。そんな名前なら、不二家からCMがきそうじゃないですか。でもあまりにも狙い込みすぎて、こなかったんですよ。南海キャンディーズも、南海電鉄のCMあればいいなあと付けたそうですが、まだ実現していない(笑)。

 だから名前で得する、損するというのは微妙なんですよね。私も名前由来で仕事がきたのは今回が2度目。前回は30年ほど前に、青森から販売に来たトラックいっぱいのリンゴが、通行人に試食をすすめたら無料配布と勘違いされて全部持っていかれて無くなったという事件があった。そのときコメントを求められて以来の、名前で来た仕事なんです。

 さて、先日、さんま兄さんの番組で、お兄さんに「リンゴちゃん…ちゃんて…(笑)」と笑われてしまいました。ほんま“ちゃん”をつける程、若くないですよネ。芸名てほんまに難しいもんです。

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