左肩に金針79歳現役打撃投手 広島、阪急OB 4連覇メンバー白石静生さん 脊柱管狭窄症手術受け故郷の野球発展に尽力

阪急、オリックスOB会であいさつする白石静生さん。後列左は長池徳士さん
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 広島、阪急(現オリックス)で通算93勝を挙げた白石静生さん(79)は、2日に兵庫県内で4年ぶりに開催された「Hankyu-ORIX OB総会」に出席。「“生きてるぞ”と生存確認のため。出席するのは最初で最後」と豪快に笑いながら元チームメートと旧交を温めた。

 来年5月で傘寿を迎えるが、元気そのものだ。故郷・徳島を拠点に日本プロ野球OBクラブ四国ブロックブロック長、徳島県代表幹事と徳島中央リトルシニア総監督の2枚の名刺を持ち、野球とかかわり続けている。

 昨年までは脊柱管狭窄(きょうさく)症に悩まされ、手足のしびれがあった。「ノックをしたら後ろの足が前の足を踏んでいた」と体は悲鳴を上げていた。中学硬式野球の指導を続けるため手術を決断。術後はしびれもうすれた。

 1日2時間の散歩で体力を維持。週末には総監督として中学生相手に打撃投手やノックをする。「体重も100キロ超えていたけど、10キロくらい痩せた。打撃投手も20分は投げている」。現役時代に左肩の痛みを抑えるため金針を埋め込んでいる左腕は、年齢を感じさせない投球を見せている。

 鳴門から四国鉄道管理局(現JR四国)をへて1965年度の第1回ドラフト会議で広島に2位指名を受けプロも門をたたいた。1974年オフに阪急へ移籍。移籍1年目の1975年から4連覇のメンバーとして活躍した。82年に現役を引退後は「残れという話がなかった」と、故郷に戻った。

 2年ほど内装工事の仕事をし、その後「現役時代、三宮(神戸)のステーキ店によく行っていた」と、神戸の味を継承して鉄板焼き店をオープン。「官庁の接待がなくなって下火になっていった」と十数年続けた店をたたみ、サラリーマンに転身した。

 店をもちながらJR四国のコーチや中学生を指導した。その後は四国に独立リーグができると徳島の監督にも就任。退任後もGMを務めた。

 先日のOB会では同郷の長池徳士さんとも再会した。「野球大会の始球式に来てもらったりもしていた」と交流を続ける。4連覇のメンバーでもあり、1学年先輩でもある。「高校時代にエース同士で投げ合って長池さんの撫養(現鳴門渦潮)に0-1で負けたんだ」と懐かしそうに話した。

 「今は年金生活で大変なんです」と苦笑いを浮かべた白石さん。中学野球の総監督、そして日本プロ野球OBクラブ四国ブロックブロック長として地元徳島の野球発展のためにまだまだ活動を続ける。(デイリースポーツ・岩本 隆)

 ◆白石 静生(しらいし・しずお)1944年5月22日生まれ、79歳。徳島県出身。投手。左投げ左打ち。鳴門から四国鉄道管理局(現JR四国)を経て65年度ドラフト2位で広島入団。1年目から先発、中継ぎで活躍。74年オフに大石弥太郎とともに渡辺弘基、宮本幸信、児玉好弘と2-3のトレードで阪急に移籍。主に先発投手として4連覇に貢献。82年限りで引退。プロ17年で通算93勝111敗2セーブ。防御率3・81。

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