先発初勝利を挙げたロッテ・広池康志郎投手は“昭和テイスト”の逸材 大投手と重なる姿

“昭和テイスト”だ!柔軟性のあるダイナミックなフォームで真っ向勝負するロッテ・広池康志郎投手=17日、ZOZOマリンスタジアム(撮影・開出牧)
昭和の大投手たちを思い出させるダイナミックなフォームのロッテ・広池康志郎=17日、ZOZOマリンスタジアム(撮影・開出牧)
投げ終わりもダイナミックなロッテ・広池康志郎=17日、ZOZOマリンスタジアム(撮影・開出牧)
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 応援したくなる逸材だ。プロ2年目のロッテ・広池康志郎投手(23)だ。

 17日の対オリックス戦(ZOZOマリンスタジアム)で自己最多の105球を投げ7回1失点の好投で先発初白星となる今季初勝利を挙げた。

 左足を高く上げ、ヒップファーストで打者に向かってゆくフォームが、ロッテのエースだった村田兆治さんのマサカリ投法に似ていると言われているが、私は元巨人の西本聖投手が脳裏に浮かんだ。漫画のように高く左足を上げる“足上げ投法”は、反動を利用して速い球を投げるために編み出された投法。広池投手はそこまで高く足を上げてはいないが、体の柔軟さを感じさせるところが似ている。

 最速155キロのストレートを中心に、スライダー、カットボール、チェンジアップ、スプリット、カーブを投げ分ける。この日も柔軟性のあるダイナミックなフォームから威力のあるストレート中心に、真っ向勝負していた。

 昨年の6月に横浜スタジアムでプロ初登板を果たし初回を三者凡退に抑えたが、2回に3連続本塁打という、強烈な“プロの洗礼”を浴びている。球威はあるがコントロールが甘いという、粗削りなルーキーだったが、個性的な投球フォームが印象的だった。

 没個性の時代。無駄を省き、効率のいい練習をし、効率のいい投げ方を追求する。実際、昨今の野球界は球速が150キロ~160キロが当たり前のよう出る。マサカリ投法や足上げ投法のような個性的な投手が出てくる環境ではなくなった。

 そんな時代に、“昭和テイスト”を感じさせる投手がマウンドで躍動した。個性豊かな昭和のプロ野球を見て育った記者にとっては、懐かしい記憶を呼び覚ましてくれる存在。ついつい応援したくなる投手だ。(デイリースポーツ・開出牧)

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