女子ゴルフ・初Vの20歳ルーキー神谷そら 母娘笑顔の記念撮影で感じた“親子の絆”
親子の絆を感じるシーンだった。女子ゴルフの20歳のルーキー・神谷そら(フリー)が23日、静岡県伊東市の川奈ホテルGCで行われた「フジサンケイ・レディスクラシック」最終日、1イーグル、2バーディー、6ボギーの73で回り、通算4アンダーで初優勝。応援にかけつけた母親と笑顔で記念撮影した。
雲一つ無い青空が広がる18番グリーンに、紺色の帽子をかぶった母・あゆさんが現れると、神谷は母親の帽子に手を伸ばし形を整えた。大勢のカメラマンの前で緊張する母親をリラックスさせる、包み込むような笑顔だった。
一昨年プロテストに不合格となり、ショックのあまり自宅に引きこもったという。またアマチュア時代には試合中に誤球を犯し失格処分を受けた苦い経験もある。優勝インタビューで「ゴルフが嫌になったこともありました」と振り返り、「誰に優勝を伝えたいですか?」と聞かれると、感極まって「ずっとそばで支えてくれた両親です」と、涙をぬぐいながら感謝の思いを語った。
人生もゴルフもミスはつきものだが、諦めずリカバリーすることが大事だということを、10代の“試練”を乗り越えて学んだにちがいない。5番ホールのティーショットを右の林に打ち込んだが、冷静にフェアウエイに出すのが難しいと判断し、隣の4番ホールのティーグラウンドを経由して5番のグリーンに乗せる“逆走ショット”を敢行。ボギーにはなったが、大きくスコアを崩すことなく、見事なリカバリーを見せた。
私は向き合う母娘の笑顔を撮影しながら、若いアスリートにとって“親子の絆”がいかに大切かを、改めて感じた。(デイリースポーツ・開出牧)



