武藤敬司が引退試合で魅せた 場内に響いた「橋本コール」と「三沢コール」

橋本真也さんの技を内藤(左)に決めた後、天に向かい「プロレスLOVE」のポーズを取った武藤=21日、東京ドーム(撮影・棚橋慶太)
内藤にDDTを決める武藤=21日、東京ドーム(撮影・棚橋慶太)
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 「KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING“LAST”LOVE~HOLD OUT~」(21日、東京ドーム)

 「HOLD OUT」が大音量で場内に鳴り響く中、満身創痍の状態で花道を歩いて入場した武藤敬司(60)。

 引退試合の対戦相手、内藤哲也(40)に序盤こそ劣勢だったがフラッシングエルボーやドラゴンスクリューで徐々に盛り返す。

 すると試合も中盤に差しかかったあたり、「闘魂三銃士」の蝶野正洋(59)がリング下で見守る中、同じく「闘魂三銃士」の橋本真也さんの得意技だった袈裟斬りチョップを繰り出した。その後、天に向かい「プロレスLOVE」のポーズを取り、これまた橋本さんのDDTを内藤に見舞った。

 ただ、それだけにはとどまらず今度は三沢光晴さんのエメラルドフロウジョンも披露。

 これには場内のファンも割れんばかりの「橋本コール」と「三沢コール」で応じた。そのコールはあたかも橋本さんの入場テーマ「爆勝宣言」、三沢さんの入場テーマ「スパルタンX」が場内に流れているような感覚に包まれ、カメラを構えている私も、込み上げてくるものがあった。

 引退試合で亡き盟友の技を披露した武藤の姿にNOAH、新日本プロレスの両ファンも胸が熱くなったのではないか。(デイリースポーツ・棚橋慶太)

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