一瞬ひやりも、さすがは2年連続ゴールデングラブ受賞者 阪神・近本光司の華麗なるジャンプ

守備練習で軽快な動きを見せる阪神・近本光司=宜野座村野球場(撮影・中田匡峻)
ジャンプの体勢に入る阪神・近本光司=宜野座村野球場(撮影・中田匡峻)
ダッシュをする阪神・近本光司=宜野座村野球場(撮影・中田匡峻)
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 「阪神春季キャンプ」(4日、宜野座)

 華麗なるジャンプだった。阪神の中堅手として、2年連続ゴールデングラブ賞を受賞している近本光司外野手(28)の守備が光った。

 サブグラウンドで筒井コーチが放った打球に近本は一瞬、後ろに下がった。しかし、すぐに前進。撮影しながら「危ない」と声が出てしまった。だが、それは余計なお世話だった。近本はボールが入ったかごを悠々とジャンプで乗り越え、楽々と打球をキャッチした。

 この日からは、元阪神の赤星憲広氏が臨時コーチとしてキャンプに参加。通算381盗塁を誇る“レッドスター”から、近本らは指導を受けた。入団から4年間で盗塁王を3度獲得した脚にも磨きがかかったに違いない。

 5年目を迎える今季、近本には走攻守、全てにおいて期待されるのは必然。2005年以来の“アレ”へチームを引っ張っていかなければいけない男のプレーを、もっと撮影していきたい。(デイリースポーツ・中田匡峻)

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