低評価だった下馬評を覆す快進撃を見せているカープ。好スタートを切る立役者の1人となったのが上本崇司内野手だ。自身初の開幕スタメンに抜てきされると、勝利へ導く活躍を続けている。
粘りの打撃はナインから「神様」「上本様」とあがめられる。3月29日、阪神戦の九回に12球を投げさせて四球を選ぶとガッツポーズ。勝負の流れを逃さない“ファインプレー”が呼び水となり、劇的なサヨナラ勝利を演出する結果となった。
照れ笑いで立ったお立ち台の最後、「やっちゃろうや!」と叫んだ上本。用いた佐々岡監督の言葉を体現すべく、軍神と化した男がカープを熱くする。