【野球】阪神・高寺望夢 選球眼進化の“マイルール” 佐藤輝&大山に続くチーム3位の21四球
阪神・高寺望夢内野手(23)の“眼”が光る。今季はすでに昨季を超える21四球(敬遠を除く)を記録し、佐藤輝、大山に続くチーム3位。打席を重ねる度に進化を遂げる選球眼が飛躍を支えていた。
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今季の高寺は追い込まれても焦るそぶりを見せない。「天才」と称される打撃センスの裏には、経験を重ねて確立しつつある“マイルール”が存在する。
今季は144打席でチーム3位の21四球。昨季の160打席18四球を上回り、選球眼が良化している。「まずは気持ち。追い込まれてから頑張ろう、粘ろうと思っている」。出塁が求められる打者であればセオリー通りの考え方ではあるものの、高寺の思考はさらに奥が深い。
追い込まれるまでに仕留めることが好打者の条件。「少々ボールでも打てると思ったらいく」と浅いカウントでも広く待って勝負は仕掛ける。ただ、やみくもに振るわけではない。自身の打てるコースを把握し、自分だけの“ストライクゾーン”を設定。割り切って待てることが、ボールの見極めにつながっている。
一方、追い込まれてからはボールに“触る”ことを意識。「とにかく一球でも多く粘る」と安打欲しさの強いスイングは捨てる。無理に打ちにいかない選択ができることも、四球増加の一因となっている。
2024年は1軍出場なしに終わったが、昨季から出番が増加。打席数を重ねて“目付け”にも工夫を施す。「ピッチャーによって特徴も違う。投手の調子とかを考慮して(目付けをする)」。対戦回数が増す度にデータを蓄積。投手によって自身の打てるコースが明確化されることで、選球眼の向上にもつながっていく。
NPB公認アプリ「NPB+(プラス)」によると、高寺のボールゾーンスイング率は31・9%と決して低くはない。裏を返せば、打席での積極性は高いとも言える。攻める中で発揮される選球眼が飛躍の糧となっている。
