【ファイト】古舘伊知郎が胸に秘めるプロレス愛とは? 「まだ執着」27年ぶり現場“復帰” ウルフに熱視線「懐かしい感じが」

 プロレス現場に“復帰”した古舘伊知郎
 10・13両国大会でEVILとにらみ合うウルフ・アロン(右)
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 フリーアナウンサーの古舘伊知郎(70)がこのほど、約27年ぶりにプロレス現場に“復帰”した。11日に行われたノア両国国技館大会で、武藤敬司(62)とともにABEMAでのライブ配信のゲスト解説を務めた。事前番組収録では武藤と1980年代の新日本の思い出や裏話に花を咲かせ、デイリースポーツの取材にも応じて胸に秘めるプロレス愛を語った。

 プロレス実況を離れて約40年。98年のアントニオ猪木引退試合などでスポット的に実況席に座ることはあったが、古舘は久々のプロレス仕事のオファーを受け、「まだ俺の中に実況してみたい欲がある。種みたいな感じでくすぶっている。散々プロレス以外も含めて実況をやってきたが、まだ執着があるんですよ」と実感を込めた。

 80年代のプロレス実況で「燃える闘魂」「革命戦士」「ひとり民族大移動」などの名フレーズを生み出したしゃべりのカリスマは、テレビ朝日を退社後フリーとなり、87年にプロレス実況を卒業。単独ライブ「トーキングブルース」や、報道番組「報道ステーション」のアンカーなど、プロレス以外の顔がおなじみとなった。「プロレスは何十年と見ていない。墓から掘り起こされたゾンビ」と自虐したが、70歳になった現在も仕事の根底には、やはりプロレス愛が流れているという。

 「僕のモノの見方は完全にプロレスの視座ですよ。反則は5カウント以内(ならOK)とか、罰すればいいのに猶予が設けられているわけでしょ。しまいにはロープの外にエプロンという緩衝地帯があって、場外の客席も全部つながっている。これが世の中なんですよ」。最近は障がい者スポーツのボッチャの実況にも挑戦するなどアンテナを広げているが、「死ぬまで続けたいと思っているのは時代や世相の実況。世の中は清濁併せのんだ人間で構成されている。黒でも白でもない、そのグレーのグラデーションを実況したいわけです」と力を込めた。

 最新のプロレス事情はわからないと言いつつ、来年1月4日に新日本でデビューする東京五輪柔道男子100キロ級金メダルのウルフ・アロン(29)には熱視線を送る。日本の五輪金メダリスト初のプロレス転向のニュースに触れ、古舘は「懐かしい感じがしましたよね」と昭和に重ねて懐古した。かつては力道山に始まり、木村政彦や坂口征二、ジャンボ鶴田、輪島など、大相撲や柔道・レスリングで頂点を極めた第一人者がプロレスラーとしても活躍したが、最近では珍しい。「(昔の)新日本だって柔道の山下(泰裕)を引き抜こうとしていた。(元横綱の)曙とかはあったが(最近は)ずっとなかった。(昔みたいで)懐かしいよね」。大物新人に昭和のロマンを見ていた。(デイリースポーツ・藤川資野)

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