【野球】MLB公式球の影響とは?かつて福留孝介氏が明かしていた「まったく別物」の言葉

石井監督(左)に交代を告げられ、1回を投げきれずに降板となった松井裕(撮影・伊藤笙子)
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 ツイッターで14日午後、「WBC球」がトレンド入りした。各球団のキャンプで試合形式の練習が始まり、巨人・大勢は13日の紅白戦で1回1安打無失点。最速155キロをマークし「少しずつ実になってきている」と手応えを明かした。一方で楽天・松井裕は14日に行われた日本ハムとの練習試合で1回を持たず5安打6失点と大炎上。「ボールが指にかかっていなかったので」と初実戦を振り返った。

 ネット上のファンの反応は「やっぱり調整って難しいんかな」「何とか慣れてほしい」といったつぶやきが目立つ。これらを見ていてあるメジャーリーガーの言葉が記憶によみがえってきた。福留孝介氏と西岡剛氏がそれぞれアメリカから日本球界復帰を果たした2013年、開幕前に対談してもらった。その時、日米の野球の違いについて福留氏は「まったく別物だね。野球はまったくの別物」と明かしていた。

 最大の要因として挙げたのがボールだった。MLB公式球は日本の公式戦で使われているボールよりも滑りやすく、大きく感じることもあるという。さらに打者目線からすれば打感が重く、飛ばない印象もあり「ボールから違うからね。日本だってボールを変えた時点で成績がこれだけ違ってきたでしょ。だからそれだけ(日米は)違うってことだよ。道具が変わるんだもん。サッカーだってボールが変わることはないし、ほかのスポーツだって道具は変わらない。そういうことを考えれば、すべてが同じというふうには言えないよね」

 実際にプロ野球では2011年から反発係数を抑えた統一球の導入により、投高打低へと激変したケースがある。それほど“ボールの質”が野球という競技に与える影響は大きい。投手はボールに適応しようと握りを変える、力の入れ方を変えるといった工夫が求められる。野手も守備時のスローイングや、インパクトの仕方など少なからず対応していかなければならない。

 コンマ何秒かの世界で勝負を重ねるプロ野球選手にとって、道具が変わることでどれほどの影響があるのか-。福留氏の言葉がその大きさを物語っていたのを思い出す。WBCを戦うため、日々、キャンプで調整を重ねている侍戦士たち。“道具の壁”を乗り越え、世界一の称号をつかんでほしい。(デイリースポーツ・重松健三)

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