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【野球】巨人・中田翔の体重増量作戦 結局大失敗に終わってしまうのか

 巨人・中田翔(33)の異例の体重増量作戦は、結局大失敗に終わってしまうのか。

 中田翔が正念場に立たされている。ファン投票で、26日から始まるオールスターゲーム(球宴)に出場することになったが、公式戦での成績はパッとしない。13日の阪神戦(甲子園)ではボールを捕り損ねるミスを犯し、直後に原辰徳監督(63)から交代を命じられた。昨季途中まで在籍した日本ハム時代には、4回もゴールデングラブ賞に輝いた守備の名手にとっては屈辱だろう。

 中田翔は復活をかけて肉体改造に取り組み、シーズンに臨んでいた。自主トレでは、徹底した下半身強化を行うと同時に、食トレも敢行。昨季中に一時92キロにまで落ちた体重を112キロにまで増量させた。日本ハムの主軸打者として活躍していた当時、中田翔の体重は110キロを超えていた。そのため、周囲には心配する声もあったが、本人は「体が戻っただけ」と自信たっぷりだった。ところが、自身の成績が上がらず、一緒に自主トレを行った期待の秋広優人(19)も巻き込んだかもしれない。秋広も100キロへの増量作戦を敢行したが、シーズンでは結果が残せず1軍出場の機会にも恵まれてはいない。

 一方、飛距離にこだわり、当初はダイエットをしぶっていた日本ハムの清宮幸太郎(23)は逆の道を選んだ。ビッグボス・新庄剛監督(50)から「そんなに飛んでないよ」と、100キロを超す体重から繰り出す打球の飛距離を指摘され、9キロのダイエットに成功。現在も体重98キロをキープしているという。その成果なのか今季は5月5日の楽天戦(札幌)ではプロ入り初の2打席連続本塁打を記録。すでにプロ入り初の2ケタ本塁打に到達している。

 中田翔は今季、2度のファーム落ちを経験。5月13日の中日戦(東京ドーム)では、打たせてはもらえず、通算1521試合目、実に6245打席目で初めて犠打を命じられている。ある程度は自由に打たせてもらえた日本ハム時代とは違って、並みの選手の扱いだ。今現在の結果だけみれば、増量に取り組んだ人間とダイエットした人間の間で明暗が分かれている。

 シーズンはまだ50試合以上も残っている。中田翔が巻き返すチャンスは十分にある。12日からの阪神3連戦(甲子園)で負け越し。借金生活に突入し、Bクラス転落がみえてきたチームを救うためにも、また、自らが選択した道が正しかったことを証明するには今後、与えられたチャンスで打ちまくるしかない。=敬称略=(デイリースポーツ・今野良彦)

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