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【野球】オリックス・宮城が自信を取り戻したきっかけは?佐々木朗希の完全試合と自分で考えた配球

 「オリックス3-2ソフトバンク」(20日、京セラドーム大阪)

 オリックス・宮城大弥投手が昨季は1試合目でつかんだ1勝を、今季は4試合目で手にした。

  ◇  ◇

 宮城が開幕前から口にしていたのは「不安」。今季初登板の前も、登板が終わっても、その不安は拭い去っていなかった。

 そんな左腕が、自信を少し取り戻すきっかけになったのが、4月10日のロッテ戦。佐々木朗希が完全試合を達成した伝説の一戦だ。宮城は六回途中6失点で降板。完敗を喫した。ただ、この日まで目先のことばかりを考えていたが「周りが見えるようになった」と、自分でも変化に気づいた。

 そのきっかけの一つは佐々木朗の完全投球。「自分のことも忘れるぐらいのすごさがあった。それで、周りが見えたんじゃないかなと思います」。もちろん悔しさもあったが、それ以上に「打者との駆け引き」など、勉強になることがあった。

 そして、もう一つはこの試合で新人の福永とバッテリーを組んだこと。チームはコロナ禍で宮城の主戦捕手・伏見が離脱していた。急造の初コンビだからこそ「自分で考えた配球もありましたし、任せた部分もあった」と、協力した。自分で配球を考えることが、プラスになったのだ。

 「今までにないぐらい、首を振った試合だったと思う。自分の考えを持って投球できたら、ピンチはたくさんあったんですけど、抑えることができた部分があった。それは、捕手が変わったからこそできた部分もある。次も思ってた球と違う球が要求された時に、首を振って自分の球を投げられたらなと思います」

 そして、20日・ソフトバンク戦は今季初めて頓宮とバッテリーを組んだ。緩急をうまく使って、打者を翻弄(ほんろう)。今季初勝利をつかんだ。頓宮とのコンビについて、宮城はこう話した。

 「自分が投げたい球だったり、相手打者の裏をかいたような配球だったり、そういうのをたくさんしてもらって、勝てた試合だったと思います」

 経験のある伏見と多くの経験を積んできた。そして、福永とのコンビでは新たな発見があった。それを生かして、頓宮と息の合った組み立て。20歳の若き左腕は一戦ごとに成長している。

 開幕前の不安から、徐々に自信を取り戻してきた。技術面でも精神面でも強くなって、つかんだ1勝。今後は捕手の考える配球と、自らの配球をマッチさせ、最善の策で相手打線に立ち向かうはずだ。(デイリースポーツ・今西大翔)

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