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【野球】史上最速投手は誰? 剛速球で魅了した山口高志さん、全盛期の球速は…

 高校時代に163キロを計測した佐々木朗希投手(18)=大船渡=がロッテに入団したことで再び球速に注目が集まっている。NPB最速は大谷(エンジェルス)が2016年に記録した165キロ。剛速球投手が現れるたび論争となるのが、史上最速投手は誰かというテーマだ。スピードガンが本格導入される前から剛腕は速球でファンを魅了してきた。

 そこでいつも名前が挙がるのが現在、母校・関大でアドバイザリースタッフを務める山口高志さん(69)だ。山口さんは神港-関大-松下電器を経て1975年にドラフト1位で阪急入団。同年の日本シリーズでは胴上げ投手となり、MVPに輝いた。伝説の剛腕と称され、「山口高志が一番速かった。160キロは出ていた」と言う人もいるほどだ。

 山口さん本人に確かめると「出てないよ」とあっさり否定された。「投げ方が体を目いっぱい振るから強く見られるだけで」。その豪快な投球フォームに加えて、剛速球に見える秘密が本拠地とした球場にあったという。

 「あの時(75年)も西宮球場でマウンドとホームベースの間に一塁側の照明灯の影が入っとったからごっつ速く見えたんやて。キャッチャーもバッターもアンパイアもボールが消える言うてた。明るいところから暗いところに入って、また日に当たるから。そういう手助けもあって。速いなって表現してくれたんやろな」

 過去にテレビ番組の企画で全盛期の球速を、VTRをコマ送りにして計測したことがあるという。「その1球は154キロやった。尾崎さん(東映)は156キロかな。それは覚えてる」と懐かしそうに振り返る。そんな山口さんが衝撃を受けたのはあの伝説の左腕だ。

 「すごいなと思ったのはベンチから見た江夏さんの球筋やろな。マウンドからホームベースまですごく短く感じた。球持ちの良さいうかな」。

 昭和、平成、そして令和。いつの時代も球速はファンをひきつける。そしてそれぞれの記憶に刻まれている。(デイリースポーツ 杉原史恭)

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