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【野球】7・20は炎のストッパーの命日 津田恒美さんの長男は特別な思いで広島で過ごす

 またこの日がやって来た。7月20日は広島で「炎のストッパー」として活躍した津田恒美さん(登録名・恒実)の命日。広島では今年、特別な思いでこの日を迎えることになる。

 津田さんは1991年に脳腫瘍がみつかり、闘病の末93年に32歳の若さでこの世を去った。「弱気は最大の敵」を座右の銘とし、真っ向勝負する姿は野球ファンを魅了。新人王、最優秀救援投手賞などのタイトルを獲得し、86年の胴上げ投手にもなった。また、没後に野球殿堂入りも果たしている。

 そんな偉大な父をもつ長男・大毅さんが2016年、広島の25年ぶりの優勝をきっかけに、津田恒美記念館設立に向け動きはじめて3年、今年5月末にJR広島駅からマツダスタジアムに通じる通称カープロードに「津田恒美記念館」をオープンさせた。

 構想当初は故郷の山口県内での設立を目指したが、多くのカープファンの目に触れるよう広島市内にオープンさせた。記念館はインターネットで資金を募るクラウドファンディングで、目標額を大幅に上回る2600万円以上が集まった。館長を務める大毅さんは「支えてくれた人に恩返ししたい」とカフェを併設する記念館で多くの時間を過ごしている。カープのホームゲームがある日は300人が来場するという。

 記念館には新人王や最優秀救援投手賞などタイトルのトロフィー、表彰状、写真、ユニホームが飾られ、高校時代の作文などが展示されている。大毅さんは「写真の入れ替えなどもやっていきたい」とリピーターのために展示品の入れ替えも計画している。

 命日の20日には1階のSPORTS FUN BASE Hiroshimaで「没後27年 炎のストッパー津田恒美を偲ぶ会」が催される。演劇集団よろずやの「炎のストッパー津田恒美物語(バイバイ)」が上映され、晃代夫人や大毅さんが津田さんの没後27年という節目について語るイベントも開催される予定だ。

 20日はマツダスタジアムで広島-巨人戦が開催される予定になっている。4連覇を目指すカープは、交流戦後に敗戦が込み借金生活をする。ファンにとっては寂しい戦いが続く広島。そんな中で記念館がオープンして初めて父の命日を広島で過ごす。(デイリースポーツ・岩本 隆)

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