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【野球】巨人・マシソンを襲ったまさかの病魔 開幕絶望も6月復帰へ

来日を果たし笑顔で意気込むマシソン=成田空港
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 神妙な面持ちから発せられた言葉は衝撃的だった。体調不良のため、例年よりも約1カ月遅れて日本の地を踏んだ巨人のスコット・マシソン投手。到着ロビーで足を止め、具体的な病名を問われると、よどみない口調で言葉を並べた。

 「いろいろ(な病気の可能性が)あったが、最終的に言われたのが『エーリキア』っていうバクテリア、細菌が体の中に入って、それで感染症になってしまった。実際にその診断が下るまで時間がかかった」

 昨季までの7年間で393試合に登板し、チームの屋台骨を支えた男を襲った病魔。昨年11月に体調の異変を自覚したが、原因が特定できずに同12月下旬に検査のためリンパ節の切除手術を受けた。その間、40度近い高熱が続き、肝機能の数値も悪化。医師からは、がんの可能性も指摘されたという。

 「担当の医師からがんの可能性があると言われた時は一番つらかった。家族にも話せなかった。子どもにとってもクリスマスの時期でもあったし、つらい状況を見せたくはなかった」

 闘病中はトレーニングもできず、体重は約10キロも落ちた。1月中旬から練習を再開し、現在は遠投ができるまでに回復したが、今後は筋力を戻すなどコンディションを上げていくことから始まる見込み。開幕は絶望的な状況だが、今後に向けては前向きな姿勢を崩さなかった。

 「(日本に)戻って来られてうれしいし、チームの一員として、チームの優勝に少しでも役に立てるように頑張っていきたい。自分の体調が完璧に戻るまでチームメートや外国人選手を応援することが自分の仕事。6月までに復帰できなければ、自分に失望する」

 昨季は左膝の手術のため、後半戦の戦いでマウンドに上れなかった。来日8年目。これまでの7年間で何度もチームのピンチを救ってきた右腕。突然襲った困難を乗り越えて臨む今季は、チームの苦しい時期に、マウンドで仁王立ちした姿が見られるはずだ。(デイリースポーツ・野畑圭司)

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