【芸能】玉袋筋太郎が推奨する災害時の“7種の神器”とは

 台風18号が日本列島を縦断した9月の連休中、東京・代々木公園でプロレスラー・蝶野正洋(54)プロデュースの「地域防災イベント~安全・安心な街づくり~STOP THE RISK渋谷」が敢行された。ゲストの浅草キッド・玉袋筋太郎(50)は持参した災害時の必需品をネタにしたトークで笑いを誘ったが、その7種のグッズいずれもが腑(ふ)に落ちるものだった。ご参考になればということで、その理由と共にまとめてみた。

 【1・バール】ヒールレスラーぶりに、むき出しのバールを手に登場した玉袋。「タイガー・ジェット・シンのサーベルよりバール。これ1本あれば何でもできる。“カギの110番”を呼ぶこともない。地球上すべての国の、すべての扉を開けられるんだから」と力説。建物や車中などに自分が閉じ込められた場合だけでなく、がれきの下に閉じ込められた人を外から救出する際に役立つ。バールを日常生活で持ち歩くことについて、蝶野から「職質されたら?」と突っ込まれた玉袋は「“違う目標”と説明する」と切り返した。

 【2・ホイッスル】被災地での生存証明。「映画『タイタニック』でもローズが最後に吹いてたでしょ。あれですよ!」(玉袋)

 【3・レーザーポインター】夜間「あそこに気をつけろ」などと危険な所に当てて注意喚起。玉袋は「ただし、野球の試合でピッチャーに当てたらダメですよ」と念を押した。

 【4・ソーラーパネル】災害時にライフラインを失った際、なくてはならなくなるツールがスマホなどの通信機器。「バッテリーがなくなったらどうするか。避難所の体育館では電源が2、3箇所しかなくてサバイバルになる。そこで役立つのがソーラーパネル。リュックに取り付けて歩くだけで、その間に太陽光で充電でき、少なくとも携帯の電源は確保できる」(玉袋)

 【5・赤ちゃん用おしりふき】玉袋は「ウォシュレットに慣れてしまうと、海外に行った時に困る。仕事で韓国に行った時、高級ホテルでもウォシュレットがなかったんだけど、トイレに流せるおしりふきを持参したのでケンチャナヨ(大丈夫)」と証言。その効力を被災地で活用する。

 【6・スリングショット】通称・パチンコ。玉袋は「食料がない時のために。災害時は性善説ではいられない」と極限状態での狩猟のススメを説くと、蝶野は間髪置かずに「橋本真也じゃないんだから!」と鋭いツッコミ。新日本プロレス時代の同期・橋本さんが空気銃でスズメを撃って後輩たちに食べさせていたという“破壊王伝説”を思い出させた。

 【7・しょうゆ】乾パンなど非常食に飽きたときに1滴。玉袋は“マイしょうゆ”のミニボトルを常に携帯し、新幹線の車中で弁当などに補充している。そんな日常生活の知恵が災害時に生きてくる。

 以上が、リュックに収まっていた必需品である。蝶野は「玉さん、すごいね」と絶賛。プロレスラー・AKIRA(51)は「男の子の感性だよね」と指摘した。災害という“非日常”に備えたグッズの数々には、芸能界という特殊な世界から、心のチューニングを元に戻すため、市井の人たちとアウトドアライフなどを楽しんでいる玉袋の“日常”が反映されていると感じた。(デイリースポーツ・北村泰介)

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