【ライフ】サイコロの種類によって出目確率は変わるのか?
進学や就職、春は新たな出会いの季節だ。そんな中、時に人は、極めてどうでもいいことを調べてみたくなることはないだろうか。
唐突だがサイコロの問題。1の出目の確率はいくらか?算数的には答えはもちろん6分の1(約16.66%)だ。しかし、1~6は紋様が異なるため1面あたりの表面積や重量はバラバラ。立方体の重心が正しく中心になるのは難しいという。そこで、3月に兵庫県内で大手100円ショップからサイコロを購入。それぞれ3000回転がし、出目を調べてみた。転がし方は軽く握った拳の中でサイコロを振り、拳を開いて真下に落とすものにした。
【ダイソー】
1辺が18ミリ、11ミリ、7ミリで青色のサイコロが2つずつ内包。中間の11ミリを使用した。
「1」483回 16.1%
「2」480回 16.0%
「3」502回 16.73%
「4」508回 16.93%
「5」505回 16.83%
「6」522回 17.4%
【キャンドゥ】
白色の11ミリのサイコロが1つ、9ミリ、7ミリが2つずつ計5つ内包。中間の9ミリを使用した。
「1」435回 14.5%
「2」495回 16.5%
「3」549回 18.3%
「4」540回 18.01%
「5」497回 16.56%
「6」484回 16.12%
【セリア】
赤、黄、青、緑の半透明、16ミリのサイコロが1つずつ。赤色のものを使用した。
「1」488回 16.28%
「2」502回 16.74%
「3」497回 16.55%
「4」472回 15.72%
「5」548回 18.03%
「6」500回 16.68%
以上、3000回の母数が少ないのかもしれないが、出目は偏っていた。カジノで使用されるような高級品があるだけに、今回の偏りは意外にも適当にも思える。
もちろん、再度挑戦して同じ数字が出るとは思えないが、偏りは出てくるだろうというのが実感。確率を調べた「マイサイコロ」を携帯していれば、職場や学校、新たな環境で何かの役に立つことも起こり得るのではないだろうか。(デイリースポーツ・山本鋼平)