まさかのバトンミスに多田、山県はぼう然 駆け寄った桐生、小池には涙「攻めた結果」

 失格となり、ぼう然とビジョンを見つめる(左から)小池祐貴、山県亮太、桐生祥秀。右端は多田修平(撮影・高部洋祐)
男子400メートルリレー決勝 バトンパスを失敗する第1走者の多田修平(上)と第2走者の山県亮太=国立競技場
男子400メートルリレー決勝 バトンミスでゴールできず、肩を落とす(左から)小池祐貴、山県亮太、桐生祥秀、多田修平=国立競技場
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 「東京五輪・陸上男子400mリレー・決勝」(6日、国立競技場)

 2016年リオデジャネイロ五輪銀メダルの日本は多田修平(25)=住友電工、山県亮太(29)=セイコー、桐生祥秀(25)=日本生命、小池祐貴(26)=住友電工=で挑んだ。

 1走の多田が素晴らしいスタートを切ったが、2走の山県へのバトンの受け渡しに失敗。日本得意のバトンでの痛恨ミス、この瞬間、2大会連続3度目のメダルが消えた。この瞬間、多田、山県が天を仰ぎ、桐生、小池はふたりに駆け寄りフォローした。インタビューでは桐生、小池から悔し涙もあふれた。

 日本は2008年北京五輪、2016年リオ五輪で銀メダルに輝いていた。

 ▽選手のコメントは以下の通り。

 多田「バトンミスしてしまい、原因は分からないが、また見直して改善していきたい」

 山県「しっかり目標を達成するには攻めのバトンと(皆で)話して、勝負にいった結果と思います」

 桐生「攻めた結果ですし、実際、世界とはリレーでも個人でも離されているのは(結果が)残っている。リレーはこれくらい攻めていかないと。走っていない選手にもありがとうと伝えたい」

 小池「本当に優勝を目指していくには攻めたバトン。これを無駄にしないように。失敗したからって守りに入るのではなく、いつか、今大会目指した金メダルを達成できるように頑張りたい」

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