競歩で池田2位、山西3位 陸上・5日

 陸上の男子20キロ競歩で、池田向希(旭化成)が1時間21分14秒で銀メダル、2019年世界選手権覇者の山西利和(愛知製鋼)が1時間21分28秒で銅メダルを獲得した。この種目では日本初メダル。高橋英輝(富士通)は1時間27分29秒で32位だった。最後に日本勢を突き放したスタノ(イタリア)が1時間21分5秒で初優勝した。

 男子400メートル決勝はガーディナー(バハマ)が43秒85で初優勝。日本出身の母を持つノーマン(米国)は5位だった。

 池田向希の話 2位だったけどメダルをずっと目標にやってきたので、ここで一つ達成できてうれしい気持ち。序盤はまだ慌てるところではないなと、落ち着いてラスト5キロに備えようと思って歩いていた。スパートに対する対策をしてきたので、大舞台で対応することができた。感謝の気持ちが力に変わり、ラストは粘ることができた。

 山西利和の話 目標としていた金メダルを取れなかった。これまでの取り組み、準備で至らないところ、足りないところがあったんだろうなと思う。ラスト3キロを一つのポイントとしていたが、それまでのレース展開の中で無駄な力を使いすぎた。前を追うなら追う、追わないなら追わないというところが中途半端だった。

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