レスリング屋比久、銅メダルは「沖縄に帰ったらオヤジにかけてあげたい」
東京五輪レスリング男子グレコローマン77キロ級で銅メダルを獲得した屋比久翔平(26)=ALSOK=が4日、都内で開かれた一夜明け会見で喜びを語った。
沖縄県出身者が個人種目でメダルを獲得したのは初めて。屋比久は「銅メダルを獲得して一夜明けて、すごくメッセージ、沖縄県の方々だったり、地元の中学の同級生や、父さんお母さんからもメッセージが届いて、すごく自分が獲ったんだなと実感しています」と心境を口にした。
五輪出場はは元世界選手権代表の父・保さんがかなえられなかった夢。屋比久は前日、保さんに電話で「獲ったよ」と報告すると、「そうか、お疲れさん」とねぎらわれたという。メダルは「沖縄に帰ったらオヤジにかけてあげたい」と話した。
銅メダル獲得の要因については「外国人選手は力が強くて、自分のペースに持って行けなくて負けるパターンが多かったので、そこを改善した。もう一つはボクの持ち味であるスタミナを生かすことによって、最終的に自分が1点多く勝っている場面を作っていけば、ボクの中で勝てるなという考えだった」と説明。今後について、「銅メダルは取れたんですけど、一番いい色ではないですし、競技をやるからには世界のてっぺんに登りたい。それに向けて今回のオリンピックという舞台で課題も見えてきましたし、それをしっかり課題を克服して成長していけば金メダルに近づくんではないかと思っているので、がんばって行きたいなと思います」と意気込んだ。
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