久保建英「涙も出てこないです」死力尽くすもスペインに延長戦で敗れる

後半、シュートを放つ日本・久保建英=埼玉スタジアム(撮影・西岡正)
試合後、イレブンを集め、ミーティングで話す日本・森保一監督(中央)=埼玉スタジアム(撮影・西岡正)
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 「東京五輪・サッカー男子・準決勝、日本0-1スペイン」(3日、埼玉スタジアム)

 初の決勝進出を目指す日本は、延長後半に決定的な1点を奪われて敗れた。68年大会以来となる銅メダルを目指して、6日、メキシコとの3位決定戦に臨む。

 延長後半10分、日本の左サイドを攻め込まれ、途中出場のマルコ・アセンシオが得意の左脚を振り抜き、カーブをかけた鋭いシュートを逆サイドに突き刺した。レアル・マドリード所属のオーバーエージ枠の選手に、決定的な仕事をされた。

 試合後、久保は「死ぬほど悔しかったですけど、本当にもう出せるものは全部出したので涙も出てこないですし、なんもないですね」と語った。

 久保は延長戦が始まるタイミングで三好と交代。同じタイミングで前田が投入され、堂安がピッチを後にした。

 堂安と2人で主に右サイドを崩す場面はあったが、1次リーグと違い、左サイドの選手や1トップの林と高い連動性を持った攻撃をすることはできなかった。

 スペインとの試合については「相手の方がチャンスはありましたけど、自分たちの時間帯でシュートを打って、それを決めきれずに。逆に向こうに一瞬のすきを突かれて決められるという。それが試合の総括ではないかなと思います」と振り返った。

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