激闘制した張本智和「何対何でもいいから勝とうと」卓球男子団体4強進出に大きく貢献

男子団体準々決勝 スウェーデン戦の第3試合でポイントを奪い、ガッツポーズする張本智和=東京体育館
男子団体準々決勝 スウェーデン戦の第3試合でプレーする張本智和=東京体育館
男子団体準々決勝 スウェーデン戦の第3試合でプレーする張本智和=東京体育館
3枚

 「東京五輪・卓球男子団体・準々決勝、日本3-1スウェーデン」(3日、東京体育館)

 世界ランキング3位の日本(水谷隼、丹羽孝希、張本智和)が、同5位のスウェーデンに3-1で勝ち、準決勝進出を決めた。

 日本は初戦から戦略を変更。個人戦の状態などを考慮し、ダブルスのペアを丹羽・張本組にし、シングルスで水谷を2度投入する戦略に変更した。丹羽は「ダブルスが大事と思っていた。競り勝つことができて良かった」と安どの表情。先手を取り、優位に立った。

 スウェーデンは2018年の団体戦で銅メダルを獲得した難敵。シングルスで先陣を切った水谷が相手のエース格であるファルクに1-3で敗れたが、慌てなかった。

 今大会、まだ調子の上がっていなかった張本だが、激戦を制して3-1で勝利。「3番は団体で非常に大事。何対何でもいいから勝とうと。(戦略変更は)自分の状態を考えてそれがベスト。2戦とるつもりだった」とうなずいた。

 最後は丹羽が完勝。「2-1で回ってきて、絶対勝つという気持ちだった」。難敵を破り、2大会連続の4強入りを決めた。

 この日は敗れた水谷は「僕は負けたが、それでも勝つのが日本の力。自分も明日、貢献できるようにしたい。明日いよいよ準決勝。リオのドイツ戦を思い出して倒したい」と意気込んだ。

 日本の卓球男子団体は北京五輪で5位、ロンドン五輪で5位、リオデジャネイロ五輪では銀メダルを獲得。今大会では悲願の金メダルを目指す。次戦は台湾-ドイツの勝者と対戦する。

 ◆水谷隼(みずたに・じゅん)1989年6月9日、静岡県出身。4大会連続出場の第一人者。今大会、混合ダブルスでは伊藤美誠とのペアで金メダル。

 ◆丹羽孝希(にわ・こうき)1994年10月10日、北海道出身。3大会連続出場。シングルスでは4回戦敗退。

 ◆張本智和(はりもと・ともかず)2003年6月27日、宮城県出身。初出場。シングルスでは無念の4回戦敗退。

2021-08-08
2021-08-07
2021-08-06
2021-08-05
2021-08-04
2021-08-03
2021-08-02
2021-08-01
2021-07-31
2021-07-30
2021-07-29
2021-07-28
2021-07-27
2021-07-26
2021-07-25
2021-07-24
2021-07-23
2021-07-22
2021-07-21

関連ニュース

東京五輪最新ニュース

もっとみる

    東京五輪 写真ハイライト

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス