広中璃梨佳 日本新記録で9位 女子5000m 福士加代子の記録を16年ぶり更新

 女子5000メートル決勝で力走する広中璃梨佳(手前)
 女子5000メートル決勝で力走する広中璃梨佳(手前)
 女子5000メートル決勝で力走する広中璃梨佳(手前)
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 「東京五輪・陸上女子5000m・決勝」(2日、国立競技場)

 広中璃梨佳(日本郵政グループ)が14分52秒84の日本新記録で9位に入った。福士加代子が2005年7月8日に記録した日本記録14分53秒22を16年ぶりに更新した。

 積極果敢にレースに臨んだ。自ら序盤から先頭に立ってレースを引っ張った。

 1800メートル地点でアフリカ勢に抜かれ5番手。スローペースで進む中、3000メートル地点で差のない9番手。ここで帽子を脱いだ。11人となった先頭集団の最後尾に必死に食らいついた。

 先頭を走るアフリカ勢がペースを上げると、残り2周になって遅れ始めた。先頭集団が7人。広中は第2集団の最後尾、11番手。ここからラスト1周で、2人を抜いて9位でフィニッシュした。

  ◆広中璃梨佳(ひろなか・りりか) 2000年11月24日、長崎県出身。163センチ。桜が原中学校から駅伝で活躍し、長崎商高では1年から3年連続で県予選区間1位を記録し、3年時には県大会優勝に貢献。全国高校駅伝では1区区間賞を獲得し、一躍注目され、多くの勧誘の中から日本郵政グループを選んだ。

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