自転車・中村輪夢 夢の続きはパリで!初代王者ならず5位「借りを返したい」

 「東京五輪・自転車・男子BMXフリースタイル・パーク・決勝」(1日、有明アーバンスポーツパーク)

 男子パーク決勝が行われ、中村輪夢(19)=ウイングアーク1st=は85・10点で5位に終わり、メダル獲得はならなかった。世界王者のマーティン(オーストラリア)が93・30点で金メダル。

 初めての五輪の夢は、少し苦い経験となった。9人中8番手で登場した中村は、1本目から予告していた新技に挑戦したものの、着地の際に両足をついてしまって72・20点で6位。「あそこでミスるとは思わなかった。マジか!って感じで」。その焦りも影響したのか、攻めるしかない2本目は新技に成功したものの、本領を発揮できず、メダル圏内の90点台には及ばなかった。

 「自分の力が出しきれなかったので悔しい」と首をかしげ、「絶対にいけるという自信を持っていたけど、もっともっと練習しなあかん」と、五輪に向けて金髪に染めた頭をかいた。

 自転車の部品である「リム」が由来で「輪夢(りむ)」と名付けられた日本の若き第一人者。昨年9月には左足かかとを骨折する大ケガもあった。手術を経て、約3カ月自転車に乗れなかった。夢舞台にはたどりついたが、足の痛みで大会前1週間は思うように練習できず、痛み止めを飲んで出場した。

 「調子はよかった。単純に力不足かな」

 初の五輪を終えて「もっともっとBMXが注目されたらいい」と中村。3年後のパリ大会については「また結果を残して、出られればこの借りを返したい」と誓った。まだ19歳。夢は持ち越しとなった。

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