原沢久喜が準決勝進出 延長戦で疲労隠せない中、内股一本 リネール準々決勝で敗れる

 ウクライナ選手(奥)に一本勝ちした原沢久喜=日本武道館
 ウクライナ選手(下)と対戦する原沢久喜=日本武道館
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 「東京五輪・柔道男子100キロ超級・準々決勝」(30日、日本武道館)

 日本の原沢久喜(百五銀行)はヤキフ・ハンモ(ウクライナ)と対戦し、一本勝ちで準決勝に進出した。

 先に指導を1つ受けた原沢。積極的に足技をしかけ、寝技でも押さえ込みにいく場面はあったが仕留めきれず。ゴールデンスコア(ポイントが入った方が勝利)方式の延長戦に入った。

 相手にも指導が入り1つずつで並ぶ。足技、内股で相手を崩しにかかる原沢。押さえ込みにも成功したが、勝利が決まる技ありの10秒に1秒足りない9秒でとけてしまった。

 疲労の色が隠せない原沢だったが、延長2分10秒、組んでから内股で一本を取って、準決勝進出を決めた。

 なお、大会2連覇中の絶対王者、フランスのリネールは準々決勝でバシャエフ(ROC)に敗れ、3連覇を逃している。

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