国際体操連盟採点は「公正」個人総合金の橋本大輝にSNSで誹謗相次ぎ異例の声明

金メダルを手に笑顔を見せる橋本大輝=28日、有明体操競技場
跳馬で着地が乱れた橋本大輝=28日
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 国際体操連盟(FIG)は29日、男子個人総合決勝(28日)で金メダルを獲得した日本の橋本大輝(19)=順大=の採点に不満を持つ中国のファンから、SNSに誹謗(ひぼう)中傷が相次いでいる問題で、「採点が公正かつ正確であったことを確認した」と異例の声明を発表した。

 特に着地でマットの外にはみ出した跳馬の14・700点が批判されているが、FIGは「5・6のDスコアで、10点のEスコアから、足がわずかに離れている(0・1)、体がわずかに離れている(0・1)、飛行フェイズで足がわずかに離れている(0・1)-」などの減点項目を説明し、「従ってこのポイントは正しいと評価できる」とした。

 個人総合では17年世界王者で中国のエース・肖若騰が0・4点差の2位となっており、SNS上では採点に不満の持つ中国の体操ファンが橋本や指導者に「日本の恥」、「金で金メダルを買った」などのコメントが相次いでいた。

 日本男子の水鳥寿思監督は、自身のツイッターを更新し、「橋本選手の跳馬の採点に対する一部批判的なコメントを受け、国際体操連盟が採点の妥当性について解説文を公開しています。かなり異例の対応と思いますが、選手と体操の価値を守る対応だと感じます。ありがとうございました」とつづった。

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