スケボー・中山楓奈が銅メダル 10代W表彰台!新“お家芸”誕生だ

 「東京五輪・スケートボード女子ストリート・決勝」(26日、有明アーバンスポーツパーク)

 スケートボード女子ストリートで世界選手権6位の中山楓奈(16)=ムラサキスポーツ=は14・49点で銅メダルを獲得した。

 一発逆転を狙った大技で、豪快に散った。「椛が1位だったので、自分が1位になってやろうと思ってたんですけど、ダメでした。また椛に勝てなかった」と年下に敗れた悔しさを口にしながらも、「でも、メダルを獲れたのはうれしいです」とスケートボードにとって初の五輪の舞台で手にした勲章を優しくなでた。

 富山県富山市出身。9歳の誕生日にスケートボードをプレゼントされたことで競技を始めた。トップ選手となった近年は毎週末、往復深夜バスで東京へと通い、技術を磨いた。「無観客だったから、いつもより緊張せずに滑ることができた」と自然体で臨んだ大一番。得意技の「フロントケーグラインド」をベストトリックの2本目と4本目で成功させ、メダル圏へ。「五輪で決めることが目標だった」。クールな16歳が少しだけ頬を緩めた。

 前日に男子で金メダルを獲得した堀米雄斗に続き、西矢と中山のダブル表彰台が、日本の“新お家芸誕生”を印象付けた。8月4、5日にもパーク競技が行われる。日本代表の早川コーチは「ぶっちゃけ全体で7個いけると思っていた。ストリートで4つ獲りたいと思っていたが、3つだった。あとはパークに頑張ってもらえれば。『なんでスケートボードはこんな(メダルが)獲れるの?』と、日本中を驚かせたい」。

 かつてはやんちゃな子供たちの遊び。今も公園などではスケボー禁止の場所は多い。「五輪が始まるまではヘイターも多かった。今後、日本で分断されなくても、多様化される中で大きくなっていけたら」と早川コーチ。多くの人が見届けた新たな都市型スポーツの魅力。可能性を切り開くメダルラッシュとなった。

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