上野由岐子、剛速球でバットへし折り「また折れちゃった」決勝進出で銀以上確定

日本-カナダ 1回、投ゴロを好捕し、一塁にトスする上野=横浜スタジアム
タイブレーク延長の末カナダにサヨナラ勝ちし、上野(奥左)と抱き合って喜ぶ山田=横浜スタジアム
日本-カナダ戦を前に行われたセレモニーで掲げられた両国国旗=横浜スタジアム
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 「東京五輪・ソフトボール・1次リーグ、日本1-0カナダ」(25日、横浜スタジアム)

 日本がカナダを八回、延長タイブレークの末に1-0でサヨナラで下した。1次リーグ4連勝で今大会の銀メダル以上が確定。26日に同じく4連勝と米国と対戦し、27日の決勝も同カードで行われる。

 先発のエース上野由岐子(39)=ビックカメラ高崎=は、6回4安打無失点。二回1死一塁では、カナダの6番・ポリドリに112キロの速球を投じ、相手のバットを根元からへし折る場面もあった。

 ソフトボールのバットの材質は木や竹、カーボンなどがあるが、硬球のプロ野球より柔らかい球でバットが折れることは珍しい。しかし、試合後の上野は「また折れちゃったって感じです」と何食わぬ顔。打球は投飛で、走者が飛び出して併殺に抑え、「つまらせたい気持ちが強かったので、重い回転のある意識して投げたらああいう形になった。走者がいたのでラッキーだった」と説明。「前回、初めて折れた時に投手に打球が飛んできたので想定内。冷静に対処できてよかった」と振り返った。

 ソフトボールでの球速110キロ程度の球は、野球にたとえると体感160キロ程度だとされている。上野は自己最速121キロをマークしている。

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