瀬戸大也、敗退決まり「やっちゃった」読み間違い 自由形で体力温存「調子が良かった分、残念」

 予選敗退し引き揚げる瀬戸大也(中央)=撮影・高部洋祐
 予選敗退し、力なく引き揚げる瀬戸大也=東京アクアティクスセンター(撮影・高部洋祐)
 男子400メートル個人メドレー予選のレースを終え、タイムを見つめる瀬戸大也(左)。全体の9位で決勝進出を逃した=東京アクアティクスセンター
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 「東京五輪・競泳男子400m個人メドレー・予選」(24日、東京アクアティクスセンター)

 19年世界選手権2冠の瀬戸大也(27)=TEAM DAIYA=は最後の自由形で大失速し4分10秒52で全体9位。8位以上が進める決勝に進めず、まさかの予選敗退を喫した。

 「やっちゃった…」。泳ぎ終えたプールの中。決勝進出者を告げる上位8人までが表示された電光掲示板。自分の名前がみつからなかった。「読み、めっちゃくちゃ間違えました」。レースを終えて取材エリアで失敗レースを振り返った。

 第4組4レーンで登場。最初のバタフライ。スタートから積極的に飛ばし先頭に立った。背泳ぎでも体半分リードを守ると、3種目めの平泳ぎで体1つ抜け出した。最後の自由形。流すように泳ぐ中4人に抜かれる。この組5位、予選9位となった。

 「リオで予選でいきすぎて、決勝でよくなかった。あしたしっかり泳げばいいやという感じで泳いだんですが…」。5年前の反省から立てた作戦だった。「混戦になるとは思いましたが、何番でもいいからあしたベストパフォーマンスができるように気持ち良く自由形も泳いでいて、最後みんなガーって上がって来て、自分的には最後、読み間違えたというか、駒を進められなかったので、調子が良かった分、残念」と振り返った。

 金メダル、世界新も視野に臨んだ種目で大失敗。「決勝に残ったら楽しいだろうなという、心地よい疲労感」「難しいですね。勝負の世界。もう一度泳ぎたいですねというのはあります」と悔しさをにじませた。

 昨秋の不倫問題で昨年末まで活動停止処分を受けた。今年2月に約5カ月ぶりに実戦復帰。400メートル個人メドレーでは、同月のジャパンオープンを制したが、2週間後の東京都オープンでは3位と状態は安定していなかった。東京五輪の1年延期が決まった時は、モチベーションの維持にも苦しんだ。

 今大会は200メートル個人メドレー、200メートルバタフライの2種目を残す。「たくさんの人にサポートしていただいて、無事に迎えられて、一発目でふがいないレースというか、読みの間違えで応援して頂いた方にがっかりさせてしまう結果だったので、本当に申し訳ないなという気持ちもあります。とはいえ、まだ2種目あるのでしっかりと気持ちを切り替えていきたい」と巻き返しを誓った。

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