渡名喜風南は悔し涙の銀メダル 48キロ級で田村亮子以来の快挙ならず

 熱戦を繰り広げる渡名喜風南(撮影・堀内翔)
 技ありを取られる渡名喜風南(撮影・堀内翔)
 決勝で敗れて肩を落とす渡名喜風南(撮影・堀内翔)
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 「東京五輪・柔道女子48キロ級・決勝」(24日、日本武道館)

 渡名喜風南(25)=パーク24=は決勝でディストリア・クラスニチ(コソボ)に敗れ、銀メダルとなった。残り20秒で内股で技ありを取られた。勝てば同級では04年田村亮子以来の金メダルだったが、あと一歩及ばなかった。

 日本勢としては今大会のメダル1号。夏冬通算500個目のメダル獲得となった。

 渡名喜は準々決勝ではリオ五輪金メダルのパレト(アルゼンチン)に関節技で一本勝ち。準決勝では、世界選手権2連覇中で世界ランキング1位のダリア・ビロディド(ウクライナ)をゴールデンスコア方式の延長戦の末に撃破した。手応えをつかんで決勝までたどり着いたが、頂点には届かなかった。

 渡名喜は神奈川県相模原市出身で、帝京大医療技術学部卒業。世界選手権は2017年金メダル、2018年、2019年は銀メダルを獲得。組み手は左組み、得意技は足技と寝技。

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