体操男子代表が２１日、試合会場の有明体操場での公式練習に参加した。鉄棒に絞り、体操ニッポン史上２人目の４大会連続出場となる内村航平（３２）＝ジョイカル＝は、Ｈ難度ブレトシュナイダーを含めたすべての離れ技を成功。その後の車輪技に失敗し、落下したが「感触はめちゃくちゃ良かった。離れ技３つもすごくいい位置で（バーを）持てたので、気が緩んだ」と苦笑い。状態は良好で、青を基調とした会場にも「さすが五輪会場。美しい」と、好印象を抱いたようだった。

　自身の演技後は、団体を戦う若い４人のサポートに回り、スマートフォンで各選手の演技を撮影。「俺やるよ、暇だしって。大したことはしてないですけどね」と笑ったが、それぞれ演技後、内村の元へ行き、熱心にアドバイスに聞き入るなど、“現場監督”として存在感が光っていた。