池江璃花子「運命」の東京五輪へ「いよいよ始まるんだな」
競泳女子の東京五輪代表、池江璃花子(21)=ルネサンス=が21日、オンラインで取材に応じた。数日前には本番会場の東京アクアティクスセンターを見学したといい、16年リオに続く2度目の五輪へ「今の調子は結構いい感じといえばいい感じ。いよいよ始まるんだという気持ち」と話した。
今大会はリレーメンバーとしての出場。競泳競技の初日となる24日の夜から予選が始まる。「個人種目に出る出ないで(リオ五輪とは)気持ちがだいぶ違う。今まで世界水泳や五輪に出た時も、リレーだけに出ることがなかったので。どういう感じになるんだろうって気持ちにはなっているけど、それはそれで、リレーに集中できるから結構楽しみ」と率直に語った。
2019年2月に白血病を公表し、闘病生活を経て戻ってきた世界の舞台。「1年前じゃ考えられなかった環境に今いるけど、これが自分の運命。与えられた使命というか。自分が東京五輪に出ることは必然だったかもしれないので」と池江。「自分が与えられた、リレーで力を発揮することを全うして、結果に結びつけられたら」。コロナ禍で迎える五輪だが「本番は周りの声に惑わされず、やりたいように泳ぎたいように結果を出せれば」といい「日本記録はもちろんだけど、まず決勝に残りたい。予選で日本記録を更新して決勝でタイムを上げたいのがチームの目標。自分もみんなもタイムを上げて、達成できたら」と意気込んだ。