濃厚接触者の選手、PCR陰性なら出場可 丸川五輪相「厳重な措置で競技参加可能」
丸川珠代五輪相(50)は16日、濃厚接触者となった選手について「さらに厳重な防疫措置を講ずることで、アスリートの競技参加を可能とする」と述べた。閣議後の定例会見で報道陣の取材に応じた。
丸川五輪相は「組織委員会、IOC、東京都との間で調整を行ってきたところ」とし「さらに厳重な防疫措置を講じることで、感染拡大を防止しつつ、アスリートの競技参加を可能とすることとし、きのう保健所等の関係者に周知したところ」と言及。
具体的には「濃厚接触者となったアスリートが発生した場合、14日間の個室での滞在、外出禁止、一人での食事、個別移動などの追加的措置を受け入れ責任者の下で厳格に行うこと、14日間毎日PCR検査を行っていただくこと、練習や試合参加の際には競技開始時間になるべく近く、かつ競技開始前に結果が判明するタイミングでPCR検査を行って、陰性を確認する。そして接触が想定される競技の場合はさらに終了後にもPCR検査を実施すること、濃厚接触者が陽性と判明した場合に速やかに対応できるよう、対戦相手など濃厚接触者となる可能性のある人を事前にリストアップをすること」と説明した。
また「政府としては引き続き関係者間でこの運用が厳格に行われることを丁寧に確認して参りたい」と述べた。
通常、国内の濃厚接触者は14日間の自宅待機などが求められている。