清岡幸大郎が金メダル!女子57キロ級桜井つぐみとの「幼なじみ金メダル」が実現「何としてでも勝たなきゃいけない、と」レスリング金ラッシュ7個目
「パリ五輪・レスリング男子フリースタイル65キロ級・決勝」(11日、シャンドマルズ・アリーナ)
清岡幸大郎(23)=三恵海運=がアムザードハリリ(イラン)を10-3で下し、金メダルを獲得した。日本選手団としては19個目の金メダル。今大会レスリングは7個目の金となった。
1点先制を許したが、タックルからバックを取り2点で逆転すると、そのまま一気に大量ポイントを獲得。後半も2点返される場面もあったが、最後まで攻め抜いて、決めきった。人さし指を突き上げて、ナンバー1を誇示した。自身と同じ高知出身の幼なじみで女子57キロ級金メダリストの桜井つぐみと同じ金メダリストに。観客席で応援していた桜井のもとにも行き、喜びを分かち合った。
勝利後のインタビューでは「ここまで自分に関わってくださった方々にありがとうございますという気持ちと、恩を返すことができたのかなという思いがあります。気持ちで攻めてポイントをとることができたのがよかった」と、安どの笑みを浮かべ、桜井との“幼なじみ金メダル”に「何としてでも勝たなきゃいけないと。大会の前から勝って俺にプレッシャーをかけてくれ、とつぐみには言っていたので。いい関係でここまできて、ここまでこれた」と、うなずいた。
「主人公になりたい」と、人気漫画「ドラゴンボール」の孫悟空に憧れる23歳の新鋭。試合前、マットに入ると両手を天に掲げ、元気玉を集めるルーティン。初出場の五輪でも普段と変わらず試合に臨み、激闘を繰り広げた。
準決勝突破後、初の五輪を「お祭りで、すごく楽しい」と表現し、「しっかり準備してやってきたことを出すだけ。減量があるので調整して万全にして臨みたい」と意気込んでいた。