【五輪サイドストーリー】坂本花織 中野コーチが見抜いた五輪で結果を出せる資質「一緒にどこまでも行く」21年間の二人三脚、集大成終え感慨「強い選手に育った」

 「ミラノ・コルティナ五輪・フィギュアスケート女子・フリー」(19日、ミラノ・アイススケートアリーナ)

 22年北京五輪銅メダルでSP2位だった坂本花織(25)=シスメックス=は、完璧な演技とはいかなかったが、フリー147・67点、合計224・90点で銀メダルを獲得した。

 坂本が中学3年生の時、既に中野園子コーチは五輪で結果を出せる素質を見抜いていた。

 最後の全国中学生スケート選手権。担任だった関口清香先生は中野コーチと一度だけ食事に行ったことがあった。その場で会話を交わす中で「『花織とやっていくんや』っていうのはすごい伝わった」と話す。

 指導していた三原舞依も含め「この子らと一緒にどこまでも行く」と強い決意を持って、中野コーチは坂本とともに歩んでいた。その様子を見て、関口先生は「まだまだ成長せなあかんところがあったから、確信的ではなかったかもしれない。でも『どこまでも追い求めていくんや』みたいな感じを受けた」。同じ目標に向かって、もう21年がたつ。

 二人三脚でここまできた、坂本と中野コーチ。中野コーチが厳しい言葉をかける場面もあったが最後の五輪を終え「この舞台でこれだけの期待を背負いながらも、それだけの失敗で済ませられるのは、かなり強くないとできない。強い選手に育ったかな」と笑う。2人で作り上げてきた競技人生は、ミラノのリンクの上で世界中に感動を与えた。

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