スノボ日本はなぜ強い? 解説者「競技だけじゃない世界観も一因」と指摘 国母和宏→平野歩夢らの系譜に「憧れの存在、角野友基は広大な雪山でも活躍」
NHKで19日夕方に放送された「ミラノ・コルティナ2026オリンピック デイリーハイライト」に出演したスノーボード専門誌編集長の野上大介氏が、今大会で金4、銀2、銅3の計9個のメダルを獲得した日本チームの強さについて解説した。
18日のスロープスタイルでは女子で19歳の深田茉莉が金メダル。村瀬心椛はビッグエア金との2冠はならなかった銅メダルを獲得した。男子も長谷川帝勝が銀メダルをつかんだ。
野上氏は新たなスターが次々と出現する要因について「練習環境(の整備)もそうなんですけれども、やはり日本のスノーボードも歴史が短い中でも、ハーフパイプで国母和宏選手がまずバンクーバー五輪だったりで活躍して。それにバトンを託された平野歩夢が、3大会連続メダルを獲得した」と1998年長野五輪以来、脈々と引き継がれる系譜を紹介した。
また「スロープスタイル、ビッグエアで言うと2014年のソチ五輪に出場した角野友基がやはり今のオリンピアンのビッグエア、スロープスタイルに出てる彼らの憧れなんですよね」と説明。「そういった憧れの存在である彼らが今、プロスノーボーダーとして広大な雪山でも活躍している。競技だけじゃないスノーボードの世界観っていうのが彼らを強くしている一因じゃないかなと思いますね。五輪も大事ですし、その先も見据えてるからこその強さはあるんじゃないでしょうか」とし、五輪やW杯での競技を終えた先人たちが、世界を舞台に活躍の場を広げてきたことを要因に挙げた。
一方で日本選手の活躍による五輪も盛り上がりが今後にどうつながるかと問われた野上氏は「残念ながら日本選手の活躍と反比例するように国際大会が日本から失われている現状がある」と指摘。「そういった大きな大会が日本国内で(開催され、日本選手が)活躍することによって、より多くの人たちの目に止まって、さらに目指す人が増える、若い子たちが増える。そういったこう好循環が生まれるようなことを期待しています」と話した。
