村瀬心椛は2冠ならず 3回目に圧巻の滑りも深田茉莉を逆転できず 五輪史上スノボ女子スロープスタイル
「ミラノ・コルティナ五輪・スノーボード女子スロープスタイル・決勝」(18日、リヴィーニョ・スノーパーク)
村瀬心椛(21)=TOKIOインカラミ=は2冠達成とならなかった。
決勝1回目はトップに立つ79・30点をマーク。だが、2回目に深田茉莉(19)=ヤマゼン=に逆転された。2位で迎えた3回目は攻めの滑りで会心の滑り。ガッツポーズを作った。
22年北京五輪で銅メダルだったビッグエアで今大会、女子日本勢初となる金メダルを獲得。「夢を見ているんじゃないかってぐらい、ものすごくうれしい。3本とも攻めた姿勢で挑むと決めていた。(前回の)銅も重たかったが、金はちょっと違う。今まで頑張ってきたことが全部詰まっているような重みがある」と感激を口にしていた。
スロープスタイルでは今季W杯のスイス大会で優勝、米国大会で3位に入った。「2冠は大きな夢。スロープスタイルは自分の個性や表現したい滑りを出せる競技だと思う。ビッグエアとは違ったスロープスタイルの良さを、滑りで表現したい」と話していた。
同一五輪の2冠となればスピードスケートの高木菜那、競泳の大橋悠依以来、史上3人目。歴史的偉業へ挑戦した滑りでもあった。
◆村瀬心椛(むらせ・ここも)2004年10月15日、岐阜県出身。スノーボード好きの両親の影響で4歳から始めた。18年には全日本選手権スロープスタイルで初優勝。世界ジュニア選手権ではスロープスタイルとビッグエアで2冠に輝いた。17歳3カ月で出場した2022年北京五輪のビッグエアで銅メダルを獲得。冬季五輪の日本勢女子最年少メダリストになった。TOKIOインカラミ所属。身長153センチ。
